ダロルタミド+アンドロゲン遮断療法により遠隔転移を有しない去勢抵抗性前立腺癌患者の全生存期間が有意に延長

ベルリン、2020 年 1 月 30 日 ― 遠隔転移を有しない去勢抵抗性前立腺癌(nmCRPC: non-metastatic castration-resistant prostate cancer)の患者を対象としてダロルタミドを評価した第 III 相 ARAMIS (Androgen Receptor inhibiting Agent for MetastatIc-free Survival)試験で事前に規定された全生存期間 (OS: overall survival)の最終解析の結果において、ダロルタミド+アンドロゲン遮断療法(ADT: androgen deprivation therapy)群は、プラセボ+ADT 群と比較して、OS が統計学的に有意に延長したことが示されま した。これまでに発表された ARAMIS 試験の結果では、有効性の主要評価項目である無転移生存期間 (MFS: metastasis-free survival)が、ダロルタミド+ADT 群ではプラセボ+ADT 群と比較して統計学的に有 意に延長することが示されていました。OS およびその他の副次的評価項目ならびに、より長期の安全性 に関する最新データの詳細は、今後の学術学会で発表される予定です。