米国腎臓学会(ASN)腎臓週間2021:
フィネレノンの臨床試験プログラムから得られた新たなデータより、ベースラインの治療法にかかわらず2型糖尿病を合併する慢性腎臓病患者における腎・心血管系ベネフィットが補強
• 非ステロイド型選択的ミネラルコルチコイド受容体(MR)拮抗薬フィネレノンを用いたFIGARO-DKD試験の探索的解析ではFIDELIO-DKD試験と同様に、2型糖尿病を合併する慢性腎臓病(CKD)患者における腎臓評価項目のリスクを低減
• FIDELIO-DKD試験の解析では、フィネレノンによる尿中アルブミン/クレアチニン比(UACR)の早期低下が心血管系イベントおよびCKDの病勢進行のリスクを低減させることが明らかになり、2型糖尿病を合併するCKD患者に対するタイムリーな治療介入の重要性を示す
• 第Ⅲ相臨床試験FIGARO-DKDおよびFIDELIO-DKDの計13,000人以上を対象に事前規定された統合解析FIDELITYの結果、CKDの重症度やSGLT2阻害薬との併用にかかわらず2型糖尿病を合併するCKD患者におけるフィネレノンの潜在的有用性が明らかに
大阪、2021年11月10日 ― 新規非ステロイド型選択的MR拮抗薬フィネレノン(日本未承認)の2型糖尿病を合併するCKD患者を対象とした包括的な臨床試験プログラム(第Ⅲ相臨床試験FIGARO-DKD、FIDELIO-DKD、事前規定された統合解析FIDELITY)の新たなデータ解析より、フィネレノンの腎および心血管系ベネフィットが補強されました。