本資料は5月5日にドイツ・バイエル社が発表したプレスリリースを日本語に翻訳編集したもので、報道関係者各位へ参考資料として提供するものです。本資料の正式言語は英語であり、その内容およびその解釈については英語を優先します。原文はwww.press.bayer.comをご参照ください。

バイエル、米ケンブリッジに初のライフサイエンスインキュベーター Co.Labを開設

  • バイエルはライフサイエンスインキュベーターのグローバルネットワークCo.Labを設立し、活気あるバイオテックエコシステムにおけるイノベーションの加速とコラボレーションの促進を図る
  • 米国の重要拠点であるマサチューセッツ州ケンブリッジに開設し、次世代の細胞・遺伝子治療の開発に取り組む起業家を支援するために設計された最先端の研究設備や協働スペースを提供
  • Co.Labケンブリッジは、バイエル・リサーチ&イノベーションセンター(BRIC)、BlueRock Therapeutics、Leaps by Bayerに併設され、バイエルの専門家に直接アクセス可能
  • バイエルの米国における継続的な戦略的投資の一環

 

ベルリン、ボストン・ケンブリッジ、2023年5月5日 ― バイエルは、米国ケンブリッジのケンダルスクエアに新たなライフサイエンスインキュベーターであるCo.Lab Cambridge(以下「Co.Labケンブリッジ」)を開設したことを発表しました。バイエルのCo.Labケンブリッジは、特に先進的な細胞・遺伝子治療の起業家を支援するため、最先端の研究設備やオフィススペースに加え、バイエルが企業として持つ幅広い専門知識にアクセスできるよう設計されています。

 

ドイツ・バイエル社医療用医薬品部門の事業開発およびオープンイノベーション責任者代理のフリードマン・ヤヌスは、次のように述べています。「バイエル・リサーチ&イノベーションセンター(Bayer Research and Innovation Center、以下「BRIC」)と同じ場所に当社のCo.Labケンブリッジを開設することにより、卓越した学際的コミュニティが形成されます。入居企業は、業界をリードする細胞・遺伝子治療のパイオニア、世界規模の研究、開発、製造、投資のノウハウが間近にあることの恩恵が受けられます。Co.Labケンブリッジは、アーリーステージのライフサイエンス起業家に対して、持続可能なビジネス成長のために必要な豊かなエコシステムを提供します。ヘルスケアの未来において、人々の生活を革新する可能性を持つ発見を追求する一助となります」

 

ケンブリッジは、バイエルの戦略的なイノベーションのエコシステムを象徴しています。重要なアンメット・メディカル・ニーズに応えるアーリーステージの細胞・遺伝子治療ソリューションの開発を加速させるものです。Co.Labケンブリッジは、LabCentral社が運営する26,000平方フィートの施設を擁し、細胞・遺伝子治療イノベーションに焦点を当てたライフサイエンスのスタートアップ企業が入居することができます。そこでは、BRICの細胞・遺伝子治療に関する専門知識に加え、50社を超える世界有数の製薬企業が集うケンダルスクエアの比類ないエコシステムを利用できます。また、ハーバード大学およびマサチューセッツ工科大学の関連研究機関、トップクラスのベンチャーキャピタルやイノベーションオフィスが集結しています。バイエルはCo.Labケンブリッジの居住者に対して、細胞・遺伝子治療やイノベーションの先駆者と専門知識に間近にアクセスする機会を用意します。さらに、バイエルの細胞治療における製造プログラムを活用する機会や、業界をリードするテクノロジーについての専門知識へのアクセスを提供します。

 

州議会議員ダニエル・ライアンは、次のように述べています。「バイエルがケンブリッジにCo.Labを開設したことに祝意を表します。このライフサイエンスインキュベーターの重要拠点は、バイエルの企業としての強みと知恵を活かし、細胞・遺伝子治療分野における重要な研究を前進させるものです。私はこの地域全域においてバイエルと協働することを楽しみにしています」

 

Co.Labインキュベーターのグローバルネットワークは、世界をリードするイノベーションのホットスポットを対象としています。バイエルのCo.Labは、起業家のサイエンスにおける躍進を支援し加速させるため、ベルリン、ケンブリッジ、日本に戦略的に配置されるほか、中国への展開も計画されています。Co.Labの入居企業は、独立性を維持しながら、大規模な研究設備やオフィスといったインフラ面での恩恵が受けられることに加え、バイエルの世界規模の専門知識と研究ネットワークにアクセスすることができます。Co.Labに入居する全ての企業は、国際的な拠点にわたって経験やアイデアを交換し、共有し、関わり合う機会を得られます。

バイエルについて

バイエルは、ヘルスケアと食糧関連のライフサイエンス領域を中核事業とするグローバル企業です。その製品とサービスを通じて、世界人口の増加と高齢化によって生じる重要課題克服への取り組みをサポートすることで、人々の生活と地球の繁栄に貢献しています。バイエルは、持続可能な発展を推進し、事業を通じて良い影響を創出することに尽力しています。同時に、収益力を高め、技術革新と成長を通して企業価値を創造することも目指しています。バイエルブランドは、世界各国で信用と信頼性および品質の証となっています。グループ全体の売上高は507億ユーロ、従業員数は約101,000名(2022年)。特別項目計上前の研究開発費は62億ユーロです。詳細はwww.bayer.comをご参照ください。

 

バイエルのビジョンについて

世界中のバイエル社員は、「Health for all, Hunger for none(すべての人に健康を、飢餓をゼロに)」というビジョンの実現に向け、革新的な製品とサービスを通じて、医療と食糧へのアクセス向上に貢献しています。私たちは、飢餓をなくし、すべての人々が健康的な生活を送れるよう疾病の予防、緩和、治療を支えると同時に、持続可能な農業と生態系の保護を目指しています。詳細はwww.bayer.jpをご参照ください。

 

 

バイエル薬品株式会社
2023年5月12日、大阪

将来予想に関する記述(Forward-Looking Statements)

このニュースリリースには、バイエルの経営陣による現在の試算および予測に基づく将来予想に関する記述(Forward-Looking Statements)が含まれている場合があります。さまざまな既知・未知のリスク、不確実性、その他の要因により、将来の実績、財務状況、企業の動向または業績と、当文書における予測との間に大きな相違が生じることがあります。これらの要因には、当社のWebサイト上(www.bayer.com)に公開されている報告書に説明されているものが含まれます。当社は、これらの将来予想に関する記述を更新し、将来の出来事または情勢に適合させる責任を負いません。