本資料は11月7日にドイツ・バイエル社が発表したプレスリリースを日本語に翻訳編集したもので、報道関係者各位へ参考資料として提供するものです。本資料の正式言語は英語であり、その内容およびその解釈については英語を優先します。原文はwww.bayer.com/media/en-us/をご参照ください。
バイエル、ライフサイエンス・インキュベーターのグローバルネットワークを拡大
- 2023年11月、バイエルCo.Labの拠点に中国および日本を追加
- ドイツ・ベルリンのバイエルCo.Labは、2024年に開設予定
ベルリン、ケンブリッジ(米国)、神戸、上海、2023年11月7日 ― ドイツ・バイエル社は、ライフサイエンス・インキュベーターのグローバルネットワークであるバイエルのCo.Labを中国・上海および日本・神戸に拡大したことを発表しました。
バイエルはCo.Labプログラムの新たな拠点を、イノベーションのホットスポットである中国および日本に開設しました。イノベーションは世界のいかなる地域からでも創出される可能性があることから、バイエルは社外のイノベーションネットワークを戦略的に拡大し、研究初期段階にあるインキュベーションの重要性を高めます。これにより、イノベーションへのアクセスを強化し、同時にバイオテクノロジーのスタートアップ企業に対し、施設による物的支援と包括的な支援を提供し、成長を支える環境を確保します。
ドイツ・バイエル社の医療用医薬品部門事業開発およびオープンイノベーション責任者であるユルゲン・エックハルトは、次のように述べています。「インキュベーションネットワークであるバイエルCo.Labの拡大は、当社のイノベーション戦略における重要な要素であり、ヘルスケアにおける喫緊の課題やアンメットメディカルニーズのソリューションをコラボレーションによって追求していくものです。バイエルはCo.Labプログラムにより、研究初期のイノベーションを特定し、優れたアイデアを実現に導く触媒としての役割を果たします」
中国の新たな拠点では、バイエルはShanghai Pharmaceuticals社と協働し、オンコロジーおよび細胞遺伝子治療のイノベーションに注力します。日本では、バイエルとコラボレーション企業によって複数の治療領域および細胞遺伝子治療のイノベーションに注力していきます。
米国・マサチューセッツ州、ケンブリッジのCo.Labにおいては、PortalBio社、AI Proteins社、Typewriter Therapeutics社、Flux Therapeutics社、AIRNA社などのスタートアップ企業が、すでに細胞遺伝子治療におけるデリバリー技術や革新的な治療法における独自の技術の進展に取り組んでいます。
米国・バイエル社のCo.Labグローバル責任者であるアンドリュー・ウォンは、次のように述べています。「バイエルのCo.Labは、ラボやオフィスを提供するだけではありません。入居者はその所在地にかかわらず、メンタープログラムや研修に加え、業界の専門家やパートナーと結びつき、協働の機会を活用できるようになります。こうしたリソースは、構想を開発へと実現する上で極めて重要であり、今後、バイエルと共にこの歩みを進める入居者を迎え入れることを大変嬉しく思います」
バイエルは、2024年にドイツ・ベルリンにある医療用医薬品部門のグローバル本社に、Co.Labの拠点を開設する予定です。この拠点は、特に細胞・遺伝子治療およびモダリティのプラットフォームにおける画期的発見の拠点となります。
【バイエルのCo.Labについて】
バイエルのCo.Labは、世界的なライフサイエンス・インキュベーターのネットワークです。イノベーションおよび協働を活気あるバイオテクノロジーのエコシステムの中で促進することを目的とし、さまざまな治療領域に取り組む先駆的なスタートアップ企業を支援します。入居者は、最先端のラボや協働のためのワークスペースのほか、グローバルレベルでのメンタープログラム、バイエルの広範な専門的知見および業界を代表するパートナーとの幅広いネットワークを活用することができます。バイエルは、重大なメディカルニーズに応えるソリューションの促進に尽力しています。その方針に基づき、Co.Labはコラボレーションによる未来のヘルスケアイノベーションに向けたバイエルの先見的なアプローチを体現しています。すべてのバイエルCo.Lab拠点で、ライフサイエンス分野の研究初期段階のスタートアップ企業からの入居申請を受け付けています。詳細はhttps://colab.bayer.com/をご参照ください。
バイエルについて
バイエルは、ヘルスケアと食糧関連のライフサイエンス領域を中核事業とするグローバル企業です。その製品とサービスを通じて、世界人口の増加と高齢化によって生じる重要課題克服への取り組みをサポートすることで、人々の生活と地球の繁栄に貢献しています。バイエルは、持続可能な発展を推進し、事業を通じて良い影響を創出することに尽力しています。同時に、収益力を高め、技術革新と成長を通して企業価値を創造することも目指しています。バイエルブランドは、世界各国で信用と信頼性および品質の証となっています。グループ全体の売上高は507億ユーロ、従業員数は約101,000名(2022年)。特別項目計上前の研究開発費は62億ユーロです。詳細はwww.bayer.comをご参照ください。
バイエルのミッションについて
世界中のバイエル社員は、「Health for all, Hunger for none(すべての人に健康を、飢餓をゼロに)」というミッションの実現に向け、革新的な製品とサービスを通じて、医療と食糧へのアクセス向上に貢献しています。私たちは、飢餓をなくし、すべての人々が健康的な生活を送れるよう疾病の予防、緩和、治療を支えると同時に、持続可能な農業と生態系の保護を目指しています。詳細はwww.bayer.jpをご参照ください。
バイエル薬品株式会社
2023年11月8日、大阪
将来予想に関する記述(Forward-Looking Statements)
このニュースリリースには、バイエルの経営陣による現在の試算および予測に基づく将来予想に関する記述 (Forward-Looking Statements) が含まれている場合があります。さまざまな既知・未知のリスク、不確実性、その他の要因により、将来の実績、財務状況、企業の動向または業績と、当文書における予測との間に大きな相違が生じることがあります。これらの要因には、当社のWebサイト上(www.bayer.com)に公開されている報告書に説明されているものが含まれます。当社は、これらの将来予想に関する記述を更新し、将来の出来事または情勢に適合させる責任を負いません。