卵胞ホルモン・黄体ホルモン配合剤を服用している患者さんとご家族の皆さまへ

  • 卵胞ホルモン・黄体ホルモン配合剤を服用すると、血栓症(血管内に血のかたまりが詰まる病気)を発現する可能性があります。

  • 血栓症の早期発見のためにも定期的な診察を受けてください。

  • 次のような症状があらわれた場合には、すぐに救急医療機関を受診してください。

      突然の足の痛み・腫れ
      手足の脱力・まひ
      突然の息切れ、押しつぶされるような痛み
      激しい頭痛・舌のもつれ・しゃべりにくい
      突然の視力障害(見えにくいところがある、視野が狭くなる)など
  • 次のような症状があらわれた場合は、血栓症の疑いがあります。症状が軽くても飲むのをやめてすぐに医師に相談してください

      足の痛み・腫れ・しびれ・発赤・ほてり、頭痛、嘔吐(おうと)・吐き気 など
  • 次のような状態になった場合、飲むのをやめてすぐに医師に相談してください。

      体を動かせない、脱水 など

 

長時間同じ姿勢でいたり、水分が不足したりすると血栓症が起こりやすくなります。適度に体を動かしたり、こまめに水分をとるようにしましょう。

 

他の診療科、医療機関を受診する際には、患者/服用者 携帯カードを必ず提示してください。

 

患者/服用者 携帯カードとは


卵胞ホルモン・黄体ホルモン配合剤を服用中の患者さん/服用者の皆さまに血栓症が疑われる症状(上記赤枠内の症状)について知っていただき、症状が現れた場合にはすぐに本剤の服用を中止し医療機関を受診していただくことをお願いするものです。
受診医療機関の先生方への情報提供も兼ねておりますので、他の診療科や病医院を受診される際には患者/服用者 携帯カードを必ず提示してください。

 

ヤーズフレックス®配合錠患者携帯カードはこちら
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ヤーズフレックス®配合錠とは


卵胞ホルモンと黄体ホルモンの2種類の女性ホルモンを含有する錠剤からなり、国内で初めて最長120日まで連続服用が可能となった製剤です。排卵を抑えることで、子宮内膜症が厚くならないようにして痛みの原因となる物質の産生を抑えて、子宮内膜症の痛みや月経困難症の症状を和らげます。

 

ヤーズ®配合錠とは


卵胞ホルモンと黄体ホルモンの2種類の女性ホルモンを含有する錠剤です。排卵を抑えるとともに、子宮内膜が厚くならないようにして痛みの原因をなる物質(プロスタグランジン)の産生を抑えることで、生理痛のほか、腰痛、頭痛などを改善します。

 

トリキュラー®錠とは


卵胞ホルモンと黄体ホルモンの2種類の女性ホルモンを含有する錠剤です。正しく服用することにより主として排卵を抑え、避妊効果をあらわします。

 

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