ブレークスルーを患者さんへ

Health for all, Hunger for none

バイエルのミッション「Health for all, Hunger for none(すべての人に健康を、飢餓をゼロに)」の実現に向けて、私たちは革新的な製品やサービスの提供を通じ、健康と食糧という人々が生きていく上で欠かせないニーズにイノベーションで応えています。

バイエルの原動力とは

バイエルの原動力―それは、患者さんの生活をより良いものにすることです。バイエルは偉大なサイエンスの力で社会に価値あるインパクトをもたらすヘルスケアイノベーションの創出に注力しています。患者さんに革新的な医薬品とソリューションを可能な限り迅速にお届けすることに引き続きコミットしていきます。

バイエル独自のイノベーションシステムによって生まれるサイエンス力

バイエル独自のイノベーションシステムの図

1 2024: ~40% of SMOLs (in Phase I) vs Portfolio 2021: >80% of SMOLs (in Phase I)

 

イノベーションはバイエルを成長へと導く原動力です。バイエルはプラットフォーム企業やパートナーとの緊密な連携により、社内外で多様なエコシステムを構築しています。
これらは、潜在的にファーストインクラスの可能性のある革新的医薬品を前例のないスピードでパイプラインに供給する独自の創薬エンジンとなっています。バイエルのイノベーションツールボックスを広げ、パイプラインを強化するモダリティ・プラットフォームによって促進されています。

 

バイエルは、細胞治療、遺伝子治療、ケモプロテオミクスのプラットフォームを追加することで、その能力を拡大してきました。2019年から2023年の間に、バイエルは細胞治療のプラットフォームを有するBlueRock Therapeutics 社と遺伝子治療のプラットフォーム、世界クラスのGMP製造施設を有するAsklepios Bio Pharmaceutical 社、さらに業界をリードするケモプロテオミクス創薬プラットフォームを有し精密低分子治療薬の分野で既存のナレッジを強化するVividion Therapeutics社を買収しました。

 

各プラットフォーム企業は、バイエルのアームレングス事業モデルの下で自律的に機能し続け、スタートアップ企業文化を維持しながら、バイエルのグローバルなリソースや強みを活用して変革を加速し、新しい科学的ブレークスルーを進めています。バイエルは、高いアンメットメディカルニーズのある疾患領域に取り組んでおり、患者さんにとって真にインパクトのある治療選択肢につながる、最先端技術に支えられた競争力のあるパイプラインを推進しています。

患者さんのアンメットニーズの高い疾患領域にフォーカスした研究開発

4つの疾患領域のイラスト

バイエルの研究開発では最もアンメットメディカルニーズが高い領域に取り組むことを目指しています。私たちは循環器疾患、オンコロジー、神経・希少疾患、免疫疾患などの4つの疾患領域にフォーカスしており、細胞遺伝子治療などの先端医療を含む次世代の有意義な新薬を開発し、画期的なイノベーションをもたらしています

 

R&Dから開発後期品に至るまでの創薬研究提携により、アンメットメディカルニーズの高いプレシジョン・オンコロジー(がん領域の精密医療)ならびにプレシジョン・カーディオロジー(循環器領域の精密医療)においてバイエルのパイプラインを進展させています。これらの社内外のイノベーションとのコラボレーションにより、革新的治療薬を患者さんにいち早く届けることに引き続き全力を尽くします。

革新的な医薬品にともに、デジタル技術を活用した画像診断のソリューションを提供

画像診断領域では、造影剤、造影剤自動注入器および線量管理システムのみならず、AI(人工知能)を用いた画像診断支援ソフトウェアを提供しています。さらに、患者さんの診断や治療に関わるさまざまなフローにおいて、医師の効率的な意思決定を支援する各種AIアプリケーションの提供から、システムの統合、最適化までを可能にするデジタルプラットフォームの開発にも取り組んでいます。

 

さらに画像診断領域では、Google Cloudとの協業により、生成AI(ジェネレーティブAI)ツールを含むGoogle Cloudの技術を活用し、放射線診断に焦点を当てたAIを活用したヘルスケア・アプリケーションの開発を加速させます。これにより、放射線科医のより正確かつ効率的な診断をサポートし、患者さんの予後改善に貢献しています。

 

バイエルはデジタル技術を活用したソリューションプロバイダーとして、革新的な医薬品とともに医療の現場と患者さんの生活に変革をもたらしています。

アカデミア・スタートアップとの提携による、創薬エコシステム醸成への貢献

Collaborate to Cure Hub 拠点のマップ

バイエルはサイエンスイノベーションを促進し、ヘルスケアを進展させる取り組みの一環として、世界中の活気のある主要なイノベーションホットスポットに「Co.Lab」を戦略的に設置しています。これらの拠点は、神戸(日本)、上海(中国)、ベルリン(ドイツ)、ケンブリッジ(米国)に位置し、地域のステークホルダーやイノベーターとの重要なつながりを提供し、それぞれの地域のローカルエコシステムを積極的に形成しています。

 

日本では、「社外からのイノベーションとの融合を図り、日本における研究開発活動ならびにデジタルソリューションを活用した取り組みを通じて、長期的に日本人の健康を健やかな健康に貢献する」ことを目指しています。サイエンスイノベーションや社外とのコラボレーションを促進するためのメンタリングプログラムやグローバルサポートプログラムを提供し、アカデミアやスタートアップ企業を支援しています。

Co.Lab KOBE

Co.Lab KOBEは、私たちのグローバルCo.Labネットワークの一部であり、最先端のラボ共同作業スペース、サイエンスおよび運営上における専門知識、リソースアウトリーチの機会を提供することで、初期段階のイノベーションを促進しています。

 

これらのパートナーシップを通じて、日本における課題解決の一助となり、患者さんの治療に変革をもたらす日本の優れたイノベーションが加速することに寄与したいと考えています。

ヘルスケアアクセスの向上を目指す啓発・支援活動

バイエルでは、事業活動を通して社会課題を解決するため、さまざまなステークホルダーとのコラボレーションを推進しています。患者さんが最適な治療にアクセスできるよう、ヘルスケアにおける環境整備を支援することも重要な役割と考えています。

 

患者団体や自治体、地域医療にかかわる皆さまとともに、さまざまな活動に取り組んでいます。疾患の予防や早期発見の啓発、ソリューションの提案、健康教育の支援などを通じて、人々の健康と公衆衛生に寄与していきたいと考えています。

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