企業姿勢
患者さんのよりよい明日のために
バイエルはドイツで創業して150年以上、日本のバイエルも創業以来100年を超える歴史があります。その間、私たちは数多くの革新的な治療薬や診断薬を開発し、イノベーションへの投資を続けてきました。日本には世界に誇るべき優れたイノベーション力があり、バイエルにとって重要な市場に位置付けています。今後さらなる高齢化が進む中で、革新的な製品に対するニーズは高まっていくでしょう。
バイエルが取り組む課題は、病気の治療だけにとどまるものではありません。アンメット・メディカル・ニーズが高い疾患領域におけるイノベーションや治療法の提供を通じて、世界中の患者さんのための治療に変革をもたらすという持続可能な取り組みを推進しています。私たちの目的 “Science for a better life” に沿って新たなソリューションの開発を通じて、人々のクオリティ・オブ・ライフの向上に貢献していきます。
イノベーションの主要分野でのサイエンスリーダー
イノベーションをいち早く日本に届けるために
バイエルは世界的に優れた研究開発力を有し、患者さんの治療に変革をもたらすイノベーションに投資を続けています。バイエルの研究開発では、循環器・腎臓病領域、オンコロジー領域、眼科、婦人科領域、画像診断領域など、特にアンメット・メディカル・ニーズが高い病気に注力してイノベーションを提供し、将来の成長に向けた基盤を築いています。さらに外部パートナーシップを通じた革新的な細胞・遺伝子治療開発のプラットフォームを構築し、現在も治療が困難な疾患領域でパラダイムシフトを目指すなど、イノベーションの主要分野でサイエンスリーダーとなるための取り組みを推進しています。
バイエル薬品は、バイエルが研究開発する革新的な製品を日本の医療現場にいち早く届けることを目指して、国際共同治験へ積極的に参加しています。さらには日本の患者さんにより最適な製品を迅速に提供するため、日本独自の臨床試験を実施することが最善と判断される場合には、グローバルの開発戦略を日本に適合させて進める場合もあります。その事例としては眼科用VEGF阻害剤において、血管新生緑内障の適応追加承認を取得したことなどがあります。また滋賀工場では日本向けの製剤設計を行う研究室も備えており、錠剤の小型化やOD 錠の開発、また利便性の高い包装デザインなど、日本の患者さんのさまざまなニーズを満たす製剤開発に取り組んでいます。
バイエルの原点「アスピリン」
患者さんを苦しみから解放したい、
その願いは今も変わりません。
世界で最もよく知られた解熱鎮痛薬である「アスピリン」。その生みの親であるフェリックス・ホフマンは、関節リウマチに苦しむ父から、副作用を軽減したい一心で、この薬を開発しました。「アスピリン」は、Science for a better lifeの象徴といえます。
人を大切にし、社会に貢献する企業として
患者さんたちや医療現場の期待に応えるというバイエル薬品の使命は「人」なくしては達成できません。バイエル薬品は、これまでも、そしてこれからも、人と地域を大切にする企業でありたいと考えます。
企業を支える「人」を育て多様な個性・能力を発揮できるように
バイエル薬品は、高い専門性を備えた人材の育成に力を注ぐことで、医療の発展に貢献しています。社員教育では、個人の持っている能力や知性、人間性を高めるための独自の教育・研修プログラムを導入。また、人材の多様性を認め、仕事と生活の調和を尊重して、出産・子育てや家族介護への支援を行うなど、社員とその家族の要望に応えられる人事制度を整備しています。
企業成長の原動力―社員が互いに理解し認め合うこと
バイエルは、性別や年齢、国籍、障がいなどの外的な属性、そしてライフスタイル、職歴、価値観や信条などの内的な属性を含め、社員同士でそれぞれ異なる環境や事情を理解し認め合うことが、企業成長の原動力と考えています。バイエルはさまざまな背景を持つ社員たちが持てる力を発揮して、より成長できる環境を整えることに注力しています。
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