女性の健康支援
女性特有の疾患やライフステージごとの変化など、女性の健康に関する正しい知識をもとに、女性が健康を維持し、活躍できるよう、女性の健康増進の支援を目的とした情報発信や教育支援、政策提言などを行っています。
働く女性の健康増進
女性活躍を推進する動きは加速し、働く女性の健康増進は取り組むべき重要事項として認識されはじめています。 社会で女性が持続的に活躍するためには、ライフステージに沿った健康増進策がますます重要となります。 自治体や企業、NPOなどと連携し、女性の健康の支援の充実に向けた提言や情報発信を行っています。
「海外のユースクリニックを参考とした、日本における相談窓口普及に向けた提言」(2022年3月)
1.「海外のユースクリニックを参考とした、日本における相談窓口普及に向けた提言書」(2.17MB)
女性がライフステージに合わせて健康維持のために自発的な行動を取ることを支援するため、若い年代からの医療専門家へのアクセス向上について、有識者のワーキンググループを設置し政策提言をまとめました。北欧などで導入されている「ユースクリニック」を参考にしながら、日本の若者が、産婦人科医、看護師、助産師などを含む専門家に、身体や性の問題について気軽に相談できる環境づくりを提案しています。
「働く女性の健康課題と理解」(2020年8月)
働く女性は仕事と家庭生活とを両立するうえで、女性特有の健康問題や、出産・育児などのライフイベントにおいてさまざまな悩みに直面します。女性がより健康的、生産的に働き、ワークライフバランスを向上させることをサポートするためには、医学的な性差をふまえた女性特有の健康問題に対応し、支援することが重要です。この動画では、男女がお互いを正しく理解し、相手の立場に立って考え、助け合える、働きやすい環境づくりに役立てられるよう、月経をはじめとした女性特有の健康課題に焦点をあて解説しています。
「働く女性の健康増進白書」(2018年9月)
女性の健康増進が社会にもたらす影響や、女性の健康に関するリテラシーと女性の健康行動や労働生産性の関係性に関する調査、自治体による女性の健康教育の実態調査、企業による女性従業員の健康に関する取り組みの事例などを紹介しています。
「中学生・高校生のために今こそ必要な女性の健康教育」(2019年10月)
女性が社会で活躍するうえで、健康であることはその基本となります。女性特有の疾患やライフステージごとの体の変化など自身の体と健康に関する正しい知識をもとに、女性が生涯を通じて健康維持のために自ら考え、行動できるよう、教育の場において、女性の健康に関する正しい知識普及と理解促進の充実を図ることが求められます。国際セクシャリティ教育ガイダンスの紹介や、女性の健康教育に関する高校生や教員のアンケート調査の結果などを紹介しています。
「生徒と話そう月経のこと」(2023年9月)
2021年12月、文部科学省の事務連絡「児童生徒等の月経随伴症状等の早期発見及び保健指導等の実施について」において、健康診断時の保健調査票等に月経に伴う諸症状について記入する欄を設け、健康相談や産婦人科等の受診につなぐことの重要性が示されました。これを受け、記入欄の導入状況や、導入における課題等を明らかにするためのアンケート調査を全国の高等学校(405校)を対象に実施しました。本資料では、同調査結果とともに、月経に関連する情報をご紹介しています。