Event reports

イベントレポート

第2回人生100年時代の生き方・老い方会議


~100年ずっと見える人生のために~を開催

2019年9月11日(水)、東京都・日本橋のベルサール東京日本橋にて「第2回人生100年時代の生き方・老い方会議」を開催。健康寿命延伸や認知機能維持における「眼の健康」の大切さに関する2つの講演に続き、眼の異常を調べるための「アムスラーチャート」を使った自己チェックやパネルディスカッションが行われました。さらに参加者のシニア世代とそのご家族には、本イベント限定の水平開き®「生き方・老い方・見え方ノート」が配布されました。

講演1

人生100年時代を生き抜くための『眼の健康』

東京女子医科大学 医学部 眼科
教授 飯田 知弘先生

lecture-1_profileまず、加齢黄斑変性をはじめとした眼の疾患に対する最先端の診断・治療に取り組まれている東京女子医科大学 医学部 眼科 教授 飯田知弘先生よりご講演いただきました。

 

 

きちんと受診して眼を健康に保ち、充実した人生を

50歳を過ぎると、眼を患うリスクが高まります。眼の健康が損なわれると、日常生活の影響が生じ、また家族による介護の必要性も高まります。日々の生活において眼に違和感を覚えた場合は、「老化だから」と片付けずにきちんと病院で診察を受けましょう。これまでの研究では、視力不良だった患者さんでは認知症の発症割合が高いことも明らかになっており* 、眼の健康を保つことが認知機能の維持につながることが分かってきました。眼を健康に保ち、充実した人生を過ごしていきましょう。

  • *Mine M, Ogata N, et al.; BioResearch Open Access 2016

講演2

水平開きノートの開発から考える健康と幸せとは?

〜私にとっての生きること・老いること・見えること〜
有限会社中村印刷所
代表取締役 中村 輝雄氏

lecture-2_profile次に、「水平開き®ノート(通称・おじいちゃんのノート)」を開発し、SNS上で話題となった中村印刷所 代表取締役 中村輝雄氏(76歳)から、ご自身の経験を踏まえたお話を伺いました。

 

 

夢を持ち続けるためにも「見える」ことは重要

水平開き®ノートの開発は、家族や友人の支えなしには達成することができませんでした。ヘルシーエイジングにおいては、夢を持って最後まで諦めないこと、家族や友人等周囲の人間を大切にし、誠意を尽くすことが大切だと考えています。私にとって「見える」ことは、働き続けるために、学び続けるために、そして何より夢を持ち続けるために、非常に重要なことです。眼を大切に、皆さん100歳まで頑張っていきましょう。

パネルディスカッション

アムスラーチャートで「見え方」を手軽に自己チェック

lecture-2_info_01講演後のパネルディスカッションでは、飯田先生より網膜中心部(黄斑)の異常を調べるための「アムスラーチャート」についてご解説いただき、実際に「アムスラーチャート」を使った自己チェックを参加者全員で実施。後半は「ヘルシーエイジングと眼の健康」をテーマに、参加者からの質問に答えながら、「眼の健康」を維持するための日々の過ごし方や、ヘルシーエイジングのあり方についてのディスカッションが行われました。

 

アムスラーチャート

lecture-2_info_02アムスラーチャートに関する詳細は、以下のサイトをご覧ください。
網膜疾患サポートサイト「ずっと見える情報局」
URL https://www.moumakushikkan.com/

有限会社中村印刷所と共同開発した

「生き方・老い方・見え方ノート」を全員に配布

lecture-2_info_03眼の健康」と「ヘルシーエイジング」のサポートに向けて、本イベントの参加者には、バイエル薬品の監修のもと有限会社中村印刷所と共同で開発された水平開き®「生き方・老い方・見え方ノート」を配布しました。ノートの最初と最後は、それぞれ「1年後の夢」と「100歳になった時の夢」を記載するページが綴じられ、その他の主なページは夢の達成に向けた日々の出来事や想い出を記載する日記帳となっています。また、各ページは「アムスラーチャート」となっており、毎日使用しながら「眼の健康」を意識することもできます。

 

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